ブラックな話 | カラフル日記

ブラックな話

今、横浜ベイスターズの買収問題で連日メディアに登場しているDeNA。

実は、私も以前モバゲーをちょっとだけやったことがあります。
続かなかったけど…。

続かなかった理由は、
私が10年以上前にゲーマーを卒業していて、
今やゲームにときめかない…というのも一つなんだけど、、、

無料ゲームをうたっているいるのに、
ある程度まで遊ぶと、課金なしでは楽しめなくなるシステムなんです。
課金するかしないかは本人の自由。
分別のある大人はほどほどにすると思うのですが、
はまってしまった中高生が少々心配になります。

その課金方法もえげつなくて、
代表的なものだと、
レアアイテムをゲットするまでに「ガチャ」を回すの。
でも「ガチャ」だから、アイテムはかぶりまくるし、
何万円つぎ込んでもレアアイテムは出ないっていう感じ。
私は1円も払ったことはないのだけど。

先日、ドトールでコーヒーを飲んでいた時のこと。

隣のテーブルには3流ホストのような、黒いスーツを着た若い男性4人組。

最初はあたりや詐欺みたいな話をしていたんです。

それが、次第に

「ところで、○○君がやってたモバゲー詐欺とかGREE詐欺ってどういうしくみなの?」

「24時間パソコンを稼働して、ユーザのID、PASSを盗み出して、ゲームの中のレアアイテムを盗み出して、それを転売するんです。」

さらに詳しく話をしていましたが、携帯ゲームのレアアイテムを盗んでは、パソコンでシステムを組み込んで、欲しがっているユーザに売りつけるという仕組みのようです。

「○○君、頭いいね~。今度それボスに話してみるから、組織として稼ごうよ。パソコンのスペックはどれくらい必要なの?」

組織として稼ぐとは!

まさに犯罪じゃないですか?

犯罪はいけないことなのですが、
そもそもなぜそのような犯罪が横行するのかと言ったら、
上述したえげつない課金システムに問題があると思うのです。

何万円もいつレアアイテムが出るかわからない「ガチャ」につぎ込むのなら、もしも1万円で売ってあげるなんて言われたら飛びつくユーザがいそうな気がします。

その飛びつくユーザも犯罪の片棒を担ぐことになるのですが、ゲームというのは麻薬ととってもよく似ています。

私ももとゲーマーだったので。
といっても、私はプレステみたいなパッケージソフトのゲームだけですけど。
はまると寝食を忘れて没頭していた時期がありました。

欲しいと思う人がいる限り、犯罪もなくならないでしょう。
どんなにモバゲーやGREE側が手を打っても、いたちごっこになることうけあい。

犯罪者の肩を持つことはしませんが、
ゲーム提供会社が課金のシステムを見直さない限り、何の解決にもならないと思います。

GREEがDeNAに対して訴訟を起こしていますが、どんぐりの背比べですよね。


何が言いたいかというと、やっぱり私の心情として、

DeNAのプロ野球参入には反対ビックリマーク

ということ。

急成長企業かもしれませんが、ゲーム中毒者から巻き上げたお金で成り立っているだけに、いつユーザが目を覚ますかわかりませんよ。


といって、よい売却先が現れないのが悲しいところです。